フィールドレコーディング曲「FALL」からゆっくりと立ち上がりる本作は、透き通る様なヴォーカルと幽玄なストリングスが美しい4HERO「LES FLEUR」からYES「SWEETNESS」(!)を経由してA MAN CALLED ADAMのパーカッシブなダウンビートへと展開。心地よいテンションを保ちつつ、PLANET FUNK「INSIDE ALL THE PEOPLE」や、ライヒの「MUSIC FOR 18 MUSICIANS」といったミニマルな楽曲がじわじわと気持ちを高めて来る中盤を経て、BRAZILYAのやわらかい4つ打ちからダンスグルーヴを強めてくる後半部へ。そのままBPM120前後をキープしつつ、シンセサイザーの壮大な旋律が印象的なBREAKS CO-OP 「DUET (ATLANTIC CANVEYOR EXTENDED MIX)」をテンションの頂点として、フィナーレに向け徐々にクールダウン。最後はPHILLIS DILLONによる「CLOSE TO YOU」の極上カバーが大きな流れを美しく締めくくります。