アルバムの幕開けは、USのニューウェイヴ・ラテン・バンドとして耳の早いリスナーから注目を集めるミラマール(Miramar)のメンバーが参加した「Tiempo」で、インストゥルメンタル主体の印象が強いオブトロピークが、あえて歌モノかつミッドテンポでメロウな楽曲を冒頭に配したことは、既存のファンの裏をかく鮮烈な宣言とも言える。カンボジアン・ロックへの深い敬愛を抱くクマイルス(Les Khmers)からは西岡ディドリー、サムット野辺、和泉美紀が参加。「Golden Beauty」では西岡のギターがスパイスとなり、とりわけ「Theme of Kitaro Okuwa」でのクメール語と日本語が織りなす多幸感あふれるエキゾチックな展開は類を見ない音楽世界である。さらに、ブルックリンのクンビア・バンド、チチャ・リブレ(Cicha Libre)のジョシュア・キャンプがオルガンで参加したUSのエキゾチック・バンド、ウェット・サウンズ(Wet Sounds)のカバーである「Flux Tide」では、ジョシュアによるFarfisaオルガンのサイケデリアを通じて更なる深淵へとリスナーを誘う。
そして今作のもう一つの注目点は、ギターレス・バンドである彼らが、国内屈指のギタリストたちを招聘していることだろう。サーフ/ガレージ界の重鎮であるジャッキー&ザ・セドリックス(Jackie&The Cedrics)のロッキン・エノッキー、カリプソやアフリカンを独自に消化するカセットコンロス(Cassette Con-los)やペンペンドンピー(Peng Peng Dong Peee)のワダマンボ、エキゾチコ・デ・ラゴ(Exotico De Lago)で見せる濃密な世界観をそのギターの音色に投影する長久保寛之、そしてかつてのメンバーで、旧知の仲である八木橋恒治。彼ら多種多様な弦の響きが、オブトロピークの強固なグルーヴと交差する。また、民謡クルセイダーズでもその音色は特異なものであったmoeのプログレッシブな鍵盤や、ムンビア・イ・スス・カンデロソス(Mumbia Y Sus Candelosos)の小林ムツミによるパーカッションは、全編を通じてトロピカルな熱量を加えている。
物語が佳境を迎える「Gerry in The Desert」では、元バンデラス(Banderas)の小関一馬が披露するスリリングなピアノがメンバーと真っ向から火花を散らし、アルバム最大のハイライトを形成する。大団円を飾るのは、ラテン・プレイボーイズの名曲「Forever Night Shade Mary」のカバーで、3人のメンバーのみで奏でられるメロウな演奏は、レコードの針を上げ、再びA面1曲目へと戻りたくなるような見事な構成となっている。自らもシガー・ファング(Siguah Fang)というエキゾ・バンドのリーダーをつとめるアートワークを手掛けたYOTSの独特な視覚世界を含め、本作は音楽、視覚、そしてレコードというフォーマットそのものが一体となった、現代エキゾチカの金字塔と呼べる仕上がりである。(メーカーインフォより)
1. Tiempo (feat. Miramar) / 2. Golden Beauty (feat. Nishioka Diddley) / 3. Flux Tide (feat. Joshua Camp) / 4. Sunday Sunny Silver River (feat. Hiroyuki Nagakubo) / 5. Nocky Nock (feat. Rockin’ Enocky) / 6. Joy Joy (feat. moe) / 7. Theme of Kitaro Okuwa (feat. Minori Izumi and Samut Nobe) / 8. Fishcake and Fortune (feat. Koji Yagihashi) / 9. Totem / 10. Cheech is Dead (feat. WADA MAMBO) / 11. Gerry in The Desert (feat. Kazuma Koseki) / 12. Forever Night Shade Mary(26june01)<-font>(26june01_02)<-font>
TORAIA ORCHESTRA OF ALGIERS によるアルバム「BELLY DANCE! (THE WILD MUSIC & THE HOW-TO!)」。中東〜北アフリカの伝統リズムをベースに、妖艶な旋律と躍動感あふれるパーカッションが絡み合うベリーダンス・ミュージックを収録。エキゾチックでトリッピーな空気感が魅力の、ラウンジ〜DJユースにもおすすめの一枚。
1. Asmaqousmaka / 2. Yabay / 3. Bir Ish Tamal Haavash / 4. Ana Ou Anti Ou Anti Ou Ana / 5. Ah Detli Wakda / 6. Delamouni Habibi / 7. Votaaref Menelihabek / 8. Ahsin / 9. Chataaraban / 10. Nar Houbi Techaal
DAVID BYRNE主宰レーベル "LUAKA BOP" より01年にリリースされたシングル。パーカッシヴな4/4リズムに、エキゾチックなヴォーカル & ギターが絡み展開したオーガニック・ハウス「CUANDO (KING BRITT'S SUMMER MIX) 」(SAMPLE 1)は、NICK THE RECORDもフェイヴァリットに上げた逸品。アジア調にも聴こえる独創的なヴォーカルを活かし、コチラもオーガニック感溢れるブレイクビーツに仕立てたFUNKY LOWLIVESによる別曲のリミックス「THE RAIN (WHERE DO I BEGIN) THE FUNKY LOWLIVES REMIX」(SAMPLE 3)も見逃せない仕上がり。
1. Cuando (King Britt's Summer Mix) / 2. Cuando (King Britt's Summer Dub) / 3. The Rain (Where Do I Begin) The Funky Lowlives Remix / 4. Cuando Scubabeats #7 / 5. Cuando Acapella(26apr01)<-font>(26apr01_04)<-font>
民謡クルセイダーズの小林ムツミ(パーカッション)、モエ(キーボード)を筆頭に、ロッキン・エノッキー、ワダマンボ(カセットコンロス)、長久保寛之(EXOTICO DE LAGO, lake)、八木橋恒治といった多彩なギタリストから、小関一馬(元バンデラス)、カンボジアン・ロックを鳴らすクマイルス、さらにUSニューウェイヴ・ラテン・バンド Miramar(ミラマール)のメンバーや Chicha Libre(チチャ・リブレ)のジョシュアまでが参加した絢爛豪華な作品の中から、リード・シングルとして7インチを先行リリース!!!
Side-A はエキゾチックでいて無国籍なクラリネットの音色と、ジェントル・フォレスト・ジャズ・バンドなどでも活動する八木橋恒治の怪しくスペイシーなザクザク・ギターが溶け合うトロピカル・ガレージ・ロックな"Fishcake and Fortune"を。Side-B にはオブトロ流ディスコティックであり、近未来的西部劇のサントラのような"Here Comes Andi"を収録。どちらも気合いのモノラル・ミックスで、"Here Comes Andi"はアルバム未収録予定。
1. Fishcake and Fortune (Monaural mix) / 2. Here Comes Andi (Monaural mix)(26mar04)<-font>(26mar04_26)<-font>(26mar_reco)<-font>
シタール奏者 RAVI HARRISによるBBEからの97年作。JAMES BROWNやMANU DIBANGO、METERS のファンク〜レアグルーヴ・クラシックを、グルーヴはそのままシタールを交えサイケデリックにカバー。ファットなブレイクにシタールが妖しく絡み付きエキゾチックな世界へ誘う珠玉のスパイシー・ファンクを多数収録!!※盤面にスリキズ、ジャケットに傷みあり。
1. Path Of The Blazing Sarong / 2. Gimme Some More / Hot Pants Medley / 3. Soul Makossa / 4. I Dream Of Gina / 5. Ravi's Thing / 6. Cissy Strut / 7. Look A Py Py / 8. Lost Dragon Of The Sahara / 11. Pass The Peas / Sex Machine Medley / 12. Funky Sitar Man / 13. Same Beat / 14. Escapism