クンビアの新しい波をコロンビアから起こすトロピカル音楽新世代のリーダー、Conjunto Media Luna が2023年にリリースした大傑作アルバムから1曲とそのリミックスを収録した7インチをリリース。アルバムのタイトル曲、Noches De Media Luna をLado A に。ヒプノティックなムードを確立したクンビアは現代のトロピカニバル的な曲としても解釈可。クンビアでありその進化したサウンドとして先端を行くであろう一曲。Lado B にはGrupo Jejeje のメンバーであり、ベイエリアを拠点に新しいクンビアの創造に挑戦し続けるこのシーン最重要人物、言わばキイマンのTurbo Sonidero によるリミックスを収録。オリエンタルなムードをさらにプラスし、ピッチを落としたレバハダ・インスパイア系のクンビア・ソニデラはドープさ100倍増し。ヒップホップのマナーも交え、ベイエリアとコロンビア、それぞれの流儀をのみ込んだハイブリッドでまた半歩その先を行って閉まった。。無敵のクンビア・コネクションのクリエイティビティ恐るべし。。。ヌエヴァ・クンビアの明日を照らすエポックメイキングな一枚でしょう、これは。text by Amemiya KSK (discos PAPKIN)
1. Noches De Media Luna / 2. Noches De Media Luna Turbo Sonidero Remix(24feb04)<-font>(24feb04_19)<-font>(24feb_reco)<-font>
クンビアの新しい波をコロンビアから起こすトロピカル音楽新世代のリーダー、Conjunto Media Luna が2023年にリリースした大傑作アルバムから2曲をシングル化。コロンビアのラッパー、N. Harden & Mismo Perro をフィーチャーしたCumbia Con Rap を収録したLado A。トラディショナルなクンビアトラックをベイスにスクラッチなどのスパイスを施したトラッド・クンビア・トラックとラップを見事に融合。アコーディオン、グイロ、パーカッションが織りなすグルーヴとラップの波がグイグイ押し寄せ、曲が進むにつれ自然とこちらの熱も高まっていくアゲの一曲。Lado B には自身のバンド名を冠にしたクンビアを収録。その美しさと共存する狂気に恍惚。ドープシットクンビアとはこういうこと。2023年ベスト10に間違いなくランクする傑作からの嬉しすぎるシングルカット。DJ は待っていたよね、この一枚を!!text by Amemiya KSK (discos PAPKIN)
1. Perdi Mis Temores feat. N. Harden & Mismo Perro / 2. Conjunto Media Luna(24feb04)<-font>(24feb04_19)<-font>(24feb_reco)<-font>
2010年にリリースされた大傑作。Mad Professor とFrente Cumbiero によるCumbia Dub アルバム。初回はCD と2枚組のLP でリリースされ、その後の2018年に7インチ5枚組のボックス・セットで再リリース。いずれも今では入手困難なアイテムとなり多くのディガーのウォントリストアイテムの上位に名を連ねているはず。そのアルバムに収録されていた2曲がこの度、7インチとして再リリース。クンビアというコロンビア伝統音楽に現代の音楽のトレンドをミックスしアップデイト。リリースから10年以上の月日が経とうとも全く古びないその創造性の高さ。改めて久々に針を落としたけれど、今なら分かる面白さに発見もきっとそうさせているのだろう。Lado B のMad Professor 印、いわゆるAriwa 流儀のクンビア・ダブもまた面白い。本作収録用に曲を新たにエディットしより良い音質で収録しているそう。ここでしか聴けないユニークで実験性の高いクンビア・ダブ。ビュンビュンにダブワイズされる打楽器の音にがっちり飛ばされる。クンビアという音楽の新たな可能性を示唆したエポックメイキングな一枚。嬉しい再登場にファンならずとも歓喜の一枚。逃していた方はこの機会にぜひ!!text by Amemiya KSK (discos PAPKIN)
1. La Bocachico / 2. Bestiales 77 Mad Professor Dub(23nov02)<-font>(23nov02_09)<-font>(dbb)<-font>(23nov_reco)<-font>
イタリア人ビートメイカー、Nike Bongiorno の4曲入り7インチシングルがオーストリアはウィーンを拠点にするレーベル、Little Beat More からリリース。デビュー作となる本作。デンマークを拠点に活動するアメリカ人ラッパー、Blacc El をフィーチャーしたオープニング・トラックのような、ストリートでアンダーグラウンドなサウンドからチルなベッドルーム・ミュージックまで確かなセンスと高いスキル、そして折衷的な音楽エッセンスがふんだんに盛り込まれた多様なスタイルを披露。新たな才能によるスムースなヒップホップの探求の旅の始まり。これは見逃せない。そしてこの先の章に自然と期待膨らむはず。text by Amemiya KSK (discos PAPKIN)
新しいクンビアの波はここまできた!!コロンビアの新世代代表、Conjunto Media Luna 。2023年、明けて早々にオーストリアから多彩な音楽を紹介するレーベル、Little Beat More より先行7インチをリリース(その2曲は本アルバム未収録)。それ以前には日本の熱帯音楽レーベル、オクラ印からもソロ、共作一枚ずつ7インチをリリース。Bongo Joe からはMeridian Bropthers とのアルバムをリリース。待ちに待ったソロ初のアルバムを遂にリリース。キング=アンドレス・ランデーロの出生地、コロンビアのサバネラ地方のクンビア、バジェナートをベイスにエレクトリックやダブ、ヒップホップにラップなど様々な音楽要素を加え、創造したNueva Cumbia はクラッシックなクンビアかと思えば新しさが見えてきて、現行クンビアかと思えばクラッシックなベイスが見えてくる。この新しさとクラッシックの絶妙なブレンド加減、凄くないですか??そしてゲストがまた凄い!なんとメキシコ・シティ出身、今一番かっこいいバンド、Son Rompe Pera が参加。ここが繋がるのか、、やばい通り越して事件だろ。そしてな、な、なんと!日本から民謡クルセイダーズに自身がリーダーを務めるバンド、Mumbia Y Sus Candelosos のMuppy、そしてラッパーのHydro As BNJ が参加。世界を繋ぐクンビア・コネクション!凄いレコードがリリースされた、、、現針を落とせばすぐにわかる。段階2023年1位はこれです。クンビアの歴史にまた新たな名作が加わた瞬間、お見逃しなく。text by Amemiya KSK (discos PAPKIN)
1.Pajarito Golondrina / 2. Perdi Mis Temdres feat.Mismo Perro Y N.Hardem / 3. Conjunto Media Luna / 4. Que Vuelva A Aonar El Cumbion feat.Son Rompe Pera / 5. Bogotokio feat.Muppy & Hydro As BNJ / 6. Cumbia Teriyaki Muppy feat. Conjunto Media Luna / 7. Noches De Media Luna / 8. El Combustible / 9. Eso Asi No Es(23june04)<-font>(23june04_26)<-font>
フランスはマルセイユのグループ、Magnetic Tailors のアルバムがオーストリアのレーベル、Little Beat More からリリース。Bhekiwe、Indigo Saint、Adam Raad といった才能あふれるアフリカ人アーティストから、DJ VadimのパートナーであるBlurum13らが参加。レゲエ、ヒップホップをベイスにソウル、ジャズなどをユニークなバランス感覚でブレンド。Side A はヒップホップサイド、Side B はレゲエサイドと構成しているのも非常にユニークで、え?これ同じバンド??と少し戸惑うほど。スムースでジャジーなヒップホップとヘヴィーでコンシャスなルーツレゲエ。そのどちらもリアル。このバンドの情熱と愛が可能にした独創なヒップホップ&レゲエは静かに燃えている。text by Amemiya KSK (discos PAPKIN)
1. Sun Rain feat.Blurum13 / 2. For A Minute feat.Indigo Saint / 3. Apple Tree feat.Blacc El/Giuletta / 4. Suspect feat.Blacc L / 5. NOwhere feat.Adam Raad / 6. Power Of Healing feat.Adam Raad / 7. Hate And Desire feat.Adam Raad/Indigo Saint / 8. Mango Special feat.Bhekiwe(23june04)<-font>(23june04_26)<-font>
2021年にLittle Beat More からリリースした7インチではレゲエからクンビア・レバハダにもリンクする絶妙なヒップホップ披露。これが実に素晴らしかった。オーストリアはウィーン出身のDJ/プロデューサー/プロモーターであり、同レーベルの主宰でもあるWoxow。そんな彼が12”をリリース。7曲入りで彼のオリジナルをSide A に3曲、Side B には4曲のリミックスを収録。「グルーヴ・マスター」まさにこの言葉がぴったりだと思うWoxow。本作でもユニークな折衷的なグルーヴを披露。ジャズ、洗練されたヒップホップのビート、ワールド・ミュージックの倍音、ダブ、レゲエ、アフロ。変幻自在なこの波、マジで癖になる。リミキサーには、Koralle にDeela、Paolo Baldini Dubfiles、Luke Beatsが参加。更新され続けるヒップホップの新たな次元を感じさせる超ドープな一枚。やはりこの人カッコイイわ。text by Amemiya KSK (discos PAPKIN)