バリオリンド、エル・ブオによる、”music without borders”を標榜するレーベル、SHIKA SHIKAの新作。大ヒット即完売だったエル・ブオのNatura Sonoraに続いては、レユニオン島の新鋭プロデューサーEat My Butterflyによる美しきエレクトリック・フォルクローレ作!
マダガスカル島のさらに東の小島にてこんな才能がいたことに驚きます。レユニオン島といえば伝統音楽マロヤのリズムや楽器が上手くエレクトロニクスに溶け込み、シャーマニックなボーカルを引き立たせてます。いわゆる南米オーガニックの陰影よりも、エスノ・アンビエント/チル・ダウンテンポの今風進化型ともとれる完成度。が、シリアスになりすぎない、やはりレユニオン島というアイランドミュージックの暖かみのようなものも残る。アルバム全体にトーンが統一されてて入りやすく、Sibu Manaï、Aleksand Sayaといったレユニオンローカル音楽家、そしてピーター・バラカンも絶賛するレユニオン島を代表するボーカリスト、Christine Salemの祈りのようなボーカルが入ってます。素晴らしい。エルブオも参加です! (text by Shhhhh)
1. Dann Ton Zie ft Sibu Manai / 2. Labalamer ft Aleksand Saya / 3. Pie Mang ft. Christine Salem / 4. Caleb ft. DAL / 5. Labalamer (Aleksand Saya Remix) / 6. Dann Ton Zie ft Sibu Manai (El Buho Remix)(22june04)<-font>(22june04_30)<-font>font color="#ffffff">(22june_reco)
1. Isla del Sol / 2. Onda (feat. Tagua Tagua) / 3. Mano de Fatima (feat. Khalil Mounji) / 4. Tierra Natal / 5. Crepusculo (feat. Bachan Kaur) / 6. El Uno / 7. Sideral Cumbia / 8. Magalena (feat. Javier Arce) / 9. Lomas de Salomon / 10. La Cumbia de la Muerte(22apr01)<-font>(22apr01_01)<-font>
下北沢ZOO〜SLITSやKING OF OPUSのメンバーとして暗躍し昨年には新レーベル〈Search of MANY〉を始動させたEL-QUANGO氏による最新MIX『LOST MOMENTS』がリリース決定。
「ゆるやかなリズム、ビートはキープ」──DJカルチャーが用意するのは、穏やかな生活のための空気感もあるのだ。
そんなことを感じる本作は、昨夏、新レーベル〈Search of MANY〉を設立したEL QUANGOによるミックス。1990年代初頭より、下北沢スリッツのスタッフやKING OF OPUSのメンバーを経てマイペースに活躍してきた、その音楽性がじわりとにじみ出ているのではないだろうか。ミックスの頭を飾るのは〈Search of MANY〉の第一弾となった7インチをリリースしたロボ宙のMC、実はこのイントロのビート、EL QUANGOとも生前親交のあった故マジアレ太カヒRAW参加の秘蔵音源。マジアレ太カヒRAWと言えば、14年の時空を超えて、2007年のアルバムがまさかの2021年にLP化で再発見&フレッシュな衝撃を与えたスマーフ男組のメンバー。そんな彼の貴重な音源からスタートするのだ。ここにはじまる1 時間はブレイクビーツやエレクトロ、レゲエ、ダウンテンポのグルーヴがダブのベースラインを伴って進み、適度にダンサブルで適度にリラックスした、アゲすぎず落とし過ぎずなライトさも忘れない。その塩梅の良さが心地いい空間を作り出す。
中盤には、前述の〈Search of MANY〉のロボ宙とのファースト・リリース、その未発表のヴァージョンも収録されている。ちなみにこの曲のもともとのトラックはジャパニーズ・テクノ黎明期よりPC-8やInterferonなどで活躍したハゼモトキヨシ、そのアクチュアルなプロジェクト、Sigh Societyの作品を元に作られた“ヴァージョン”で、7インチではロボ宙によるラップのAサイドと、インスト・ヴァージョンとなるBサイドにわけられていた。ここではその両方の要素で構築されたエクステンデッドで未発表のロング・ヴァージョンが収録されている。またミックス最後にはKING OF OPUSこと、最近では本人名義でのギター・アンビエントなども発表した朋友、Naka Tomizawaのメロディカによるこちらも未発表音源となるアウトロを収録、残像をかき消すかのようにして本ミックスは終わりを告げる。
OFFをONする、そんなゆるやかさとダビーな余韻が交叉する、マイペースへと“戻す”ミックス。生活と仕事、日常と非日常、リラックスと緊張、そんな高低差がどこまでも地続きになってしまったポストコロナ禍の、パーソナルなチルアウトを引き寄せるダウンテンポ・ミックスとも言えるかもしれない。聴き終えると、おそらく反芻するように、ロボ宙のリリックが頭をループするだろう──「今日はどんな日に?」(河村祐介)
フランスのエレクトロ・デュ オAIRによるシングル。スペイシーでドリーミーなレイドバック感あふれるダウンテンポ〜ラウンジ・ミュージックを収録。シタールの旋律が幻想的に響かせるダビーなダウンテンポを披露する「J'AI DORMI SOUS L'EA」(SAMPLE 2)。パーカッシヴなビートにドラマチックなメロディーが相まるCHATEAU FLIGHTリミックスの4(SAMPLE 3)。
1. Le Soleil Est Près De Moi / 2. J'ai Dormi Sous L'eau / 3. Le Soleil Est Près De Moi (Automator Remix) / 4. J'ai Dormi Sous L'eau (Château Flight Remix)(22feb02)<-font>(22feb02_07)<-font>
1. Yma / 2. Camioux / 3. Night Over Manaus / 4. Divers / 5. Bakar / 6. Down & Out / 7. Yoruba Road / 8. Under My Sensi / 9. Lava 10. Satta(21dec01)<-font>(21dec01_03)<-font>